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楽典

カデンツ

I–IV–V–Iのカデンツと和声学の四つの終止形。すべて四声体で書かれ、音で聴ける。楽句はどう終わり、どう開いたままになり、どう耳を欺くのか。

カデンツとは、楽句がそこで終わる和音の運びのこと——あるいは、まさに終わらないための運びでもある。句点のように響く終止があり、読点のように響く終止があり、わざと道を外れる終止がある。例はすべてC長調(最後のものだけA短調)、四声体で、それぞれの声部が何をしているかが聴こえるようにしてある。

カデンツ

I–IV–V–I · CFGC · T–S–D–T

Engraved by Verovio 6.3.0-425dd7b

トニック、サブドミナント、ドミナント、トニック——調を確かなものにする基本の形。三つの主要三和音を合わせると、音階の七つの音がすべてそこにある。

完全終止(正格終止)

V–I · GC · D–T

Engraved by Verovio 6.3.0-425dd7b

ドミナントから主和音へ。句点のように響く終止。どちらの和音も基本形で、旋律が主音で終わるとき、これを完全終止と呼ぶ。

変格終止(プラガル終止)

IV–I · FC · S–T

Engraved by Verovio 6.3.0-425dd7b

サブドミナントから主和音へ。コラールの終わりの「アーメン」。導音が主音へ引っ張らないぶん、完全終止よりやわらかい。

半終止

I–V · CG · T–D

Engraved by Verovio 6.3.0-425dd7b

ドミナントで終わる。句点ではなく読点。楽句は開いたままで、続きが待たれる。

偽終止

V–vi · GAm · D–Tp

Engraved by Verovio 6.3.0-425dd7b

ドミナントが主和音ではなく平行短調へ解決する。耳はC長調を待っているのに、受け取るのはA短調だ。こうして楽句は引き延ばされる。

フリギア半終止(A短調)

iv⁶–V · Dm/FE · s–D

Engraved by Verovio 6.3.0-425dd7b

短調で。第一転回形のサブドミナントが半音下がってドミナントへ進む。バスのこの歩みがフリギア的に響く——バロックとフラメンコ。

見分け方

最後の和音に注目する。終わりが主和音なら、完全終止(ドミナントから)か変格終止(サブドミナントから)。終わりがドミナントなら半終止。主和音へ進まないドミナントなら偽終止。

コード進行 · アンダルシア終止 · 調 · コード

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