連桁 — 変わるのは読み方であって、音ではない
聴き比べる五組。どの組も同じ音を別の書き方で並べてあり、二つの録音は音符ごとに同じに響きます。
八分音符が二つ並ぶとき、それぞれに旗が付いていても、一本の桁でつながれていても、響きは変わりません。連桁は奏者に長さも強さもタッチも指示しません。読み手に「どこまでがひとまとまりか」を伝えるだけです。だからこそ値打ちがあります。同じ形の符頭が並んだだけの列を、一目で数えられる小節に変えてくれるのです。
ここには五つの組が並んでいます。それぞれ一方はこう、もう一方はこう書いたものです。どちらも再生でき、違いは聞こえません。発音の時刻も長さも高さも、音符ごとにまったく同じです。違いはすべて絵の側にあります。
これは些細なことではありません。桁の付け方を誤れば、響きとは別の数え方をされる小節を書くことになります。八分音符六つを二つずつ束ねれば四分の三拍子に読まれ、同じ六つを三つずつ束ねれば八分の六拍子に読まれます。この問いに音は答えません。答えるのは絵の方です。
旗か連桁か
八分音符が八つ、それぞれに旗が付いています。数えとしては正しいのですが、読むのは骨が折れます。隣には同じ八つが二本の桁の下に並んでいます。音はひとつも変わりません。録音は音符ごと、発音の時刻ごとに同じです。変わるのは目に必要な時間だけです。印刷された楽譜で単独の旗がほぼ拍の上に一つだけ立つ音符にしか現れないのは、そのためです。
四分の四拍子での連桁のグループ
また八分音符が八つ、今度はどちらの絵でも桁で結ばれています。左は一本の桁の下、右は二本の下です。同じ音楽であり、どちらも読めます。ただ右の絵は小節の半分がどこにあるかを示し、左の絵はそれを隠します。だから四分の四拍子では半小節ごとに、速いところでは四分音符ごとにまとめます。連桁は拍子についての情報であって、音符についての情報ではありません。
八分の六拍子での三つずつ二群
八分の六拍子(6/8)の八分音符六つ。左は二つずつ三群、右は三つずつ二群です。どちらの絵も音は同じで、録音も同じに響きます。しかし数え方は違います。6/8 は八分音符三つずつの二拍であり、それを言っているのは右の絵だけです。左は四分の三拍子に見え、そのように読まれます。
十六分音符の二本目の桁
八分音符ひとつと十六分音符ふたつ、これが二度続きます。左では音符ごとに旗が付き、右ではグループの上を一本の桁が通り、その上に短い二本目が乗ります——十六分音符二つ分ちょうどの長さです。桁の本数が音価を告げます。一本なら八分音符、二本なら十六分音符、三本なら三十二分音符。これは一つのグループの中でも、桁ごとに別々に当てはまります。
桁が休符の上を通る
音型の真ん中に短い休符があります。左ではそれがまとまりを断ち切り、最初の音符は旗を付けて単独で立ち、最後の二つが自分たちの桁を持ちます。右では桁が休符の上を通り、四つの位置がひとまとまりとして読めます。響きはどちらも同じで、休符は休符のままです。どちらの書き方を選ぶかが、音型をひとつの形と見るか、二つの断片と見るかを決めます。
グループ分けが従うもの
規則は短いものです。連桁は同じ拍に載るものをひとまとめにします。四分の四拍子なら八分音符四つずつ——小節の前半にひとつ、後半にひとつ。こうして小節の真ん中が見えるようになります。八つすべてを一本の桁で結んでも数え違いにはなりませんが、まさに数える場所を覆い隠してしまいます。
八分の六拍子では同じ規則が別の絵を生みます。この拍子は三つずつの二拍で数えるのであって、二つずつの三拍ではないからです。だから三つずつの二群になります。同じ六つを二つずつで束ねれば、目には四分の三拍子の小節を書いたことになります。どの音符も正しい場所にあるのに、読み手は数え違えるのです。
細かい点が二つ加わります。桁の下に十六分音符があれば、二本目の短い桁が付きます。一本目の上に置かれ、十六分音符の続く範囲だけを走ります。そして休符が必ずしも桁のまとまりを断ち切るわけではありません。速い音型では桁が休符の上を通り、まとまりがまとまりとして読めるようにします。
隣にあるもの
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